明治6年、永田染工は木曽川水系の美しい水が流れる柳津の地に創業いたしました。
昭和48年には東レ(株)の技術指導のもとチーズ染色プラントを完成させ、尾州産地の先駆けとなりました。
当時は斑なく合成繊維を染め上げる技術がなかったため、
合繊メーカーの東レ(株)との協議と開発努力により、チーズの内外色差を少なくする技術を開発いたしました。
創業以来『信念を持って努力』をモットーに、多様化するお客様のニーズに応えてまいりました。
時代の推移とともにこれからも技術革新に努め、お客様や地域の皆様のお役に立てる会社を目指してまいります。
素材に合わせ、
最適な染色方法をご提案
動物繊維を始め、天然繊維、化学繊維、複合素材のチーズ染色及び、かせ染色が可能です。
お客様のご要望を伺いながら、その素材を生かす染色方法を提案し、ベストな回答で対応させていただきます。永田染工は様々な素材に幅広く対応できるオールラウンドの染工スペシャリストです。
お客様からは、納品後の『色違い』や『色だん』のトラブルが非常に少ないことについて、特にご評価いただいております。
徹底した品質管理
オーダーをいただく際は、求められる被染物の堅牢性(けんろうせい)について、納得いただけるまでカウンセリングをしています。
際物(きわもの)と言われる、色相については、徹底したカウンセリングの結果、よりグレードの高い染料の提案や色の濃度変更を提案することもございます。徹底したカウンセリングがあるからこそ、納品後のトラブルが回避でき、品質担保を保証することが出来ていると考えております。
たゆまぬ技術開発
◆さらなる品質 さらなる効率を求めた染色
技術向上のための勉強会を月1回実施し、技術の向上を図るとともに『作業の見える化』を図っています。
内外色差が生じない、独自に設計した染色機(例:可変式自動高圧染色機)の導入だけでなく、過去から現在に至る色相データを管理し、日々トライ&エラーで染色技術の向上に挑戦しております。
◆同じミスは二度と起こさない生産体制
エラー、トラブルが発生した際には、『何故そうなったのか』『問題の原因はどこにあるのか』をきちんと究明するとともに、その要因を記録し、再び受注があった際はトラブルなく対応できる体制を取っております。
◆ボトルネック解消のために計算された生産管理
品質だけでなく厳格な進捗管理により、生産効率も追及しております。
生産効率向上のためには、工場内レイアウトを更新するだけでなく、新素材に対応できるように必要な利器への投資も躊躇なく行っております。
千紫萬紅という言葉がありますが、この言葉は「さまざまな花の色、色とりどりに咲いている花のこと」をさしています。
私どもが生業としている「染色」で、色とりどりに咲いている花と「同じ色」をどこまで深く出せるのか、
もっと追及しなくてはならないと思っております。
そのためには、一本の糸、一つの色から繰り出す無限の可能性をもっと広げるため、日々勉強してまいります。
そして、日本のあらゆる場所で、私どもの染めた色が普通に並んでいる光景となるように頑張りたいと思います。
また、いつの日か、この染色という技術を活かし対象物を広げ、糸以外のものへの染色の可能性についても追及したいと思っています。
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